円形脱毛症とは自分のリンパ球が間違って毛根を攻撃してしまい、脱毛が起こる病気です。
主に個人の遺伝子異常になんらかの要因が加わり発症する自己免疫異常症と考えられています。また種々の自己免疫性疾患を合併する場合があることも知られています。
治療はステロイドやカルプロニウム塩化物水和物(フロジン®)の外用やセファランチン、グリチルリチン酸の内服をまず行います。
その後の症状に応じて、ステロイドの局所注射や紫外線治療 、局所免疫療法「SADBE」などを追加します。
特に進行が著しい場合はステロイドの短期点滴治療も検討されますので、入院設備のある基幹病院へご紹介させて頂きます。
詳しくは受診の上、ご相談ください。
*局所免疫療法(SADBE)は皮膚科ガイドラインでも推奨度の高い治療ですが、保険診療は認められておらず自由診療となります。
*JAK阻害剤は導入にあたり、精密検査や他科との連携が必要となるため、基幹病院に紹介となります。
局所免疫療法(SADBE)
- 薬剤料:1,100円(税込)
- 処置料(初回感作時のみ):550円(税込)
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